新潟市民病院より昭和61年1月4日に木戸病院へ赴任しました。
当時、木戸病院は3期工事中の最中であり、産婦人科はまだ存在
せず、4月1日産婦人科開設に向けての赴任でした。大小の病院
が集まる県都の新設の産婦人科として特徴を出すために当時は大
学病院以外になかった不妊外来を新設し、不妊原因検査のための
腹腔鏡を導入しました。
平成元年には、大学病院と協調してパーコール法・swim up法を用
いた人工受精に取り組み、大きな成果をあげることができました。
平成3年には新潟県で3施設目の体外受精〜胚移植に成功し、平成
4年には木戸病院最初の体外受精児の誕生を職員みんなでお祝いし
ました。腹腔鏡手術も400例を数え、多くの患者さんがお子さん
に恵まれることができました。少子化で分娩数が減少する病院が多
い中で、年間400〜500件の分娩数を維持できているのは、不
妊治療で妊娠成立した妊婦さんが遠くから通院していただいてる事
によると考えています。
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